辛さが腸内戦争に及ぼすことについて
唐辛子と鳥類の関係をご存知だろうか。
唐辛子がなぜ辛いか。
唐辛子も植物で生存本能がある。
唐辛子が増えていくためには、実をつけ、種を別の土地に蒔き、芽を出す必要がある。
誰が種を蒔くのか。
植物はその場から動けないので、誰かに蒔いてもらう必要がある。
たんぽぽの種は羽毛をつける事で風に乗って飛び別の土地に移動する方法を採用したが、
唐辛子は実をつけ、食べてもらい、別の土地に糞とともに種を出してもらう方法を採用した。
咀嚼をする哺乳類などの動物では、実と一緒に種を歯ですり潰されてしまい、きれいな種のまま糞と一緒に出てくることは難しい。
一方、鳥類は歯を持たないため実を丸呑みし、種まで消化することなく、きれいな種のまま別の土地に糞と一緒に種を蒔いてくれる。
とうがらし:「鳥類、鳥絶ありがとう。」
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とうがらしの進化の過程を想像する。
とうがらしは動物たちに実を食べさせるべく、綺麗な赤に実を染め、そのなかに可愛い種を作った。
「みんなどんどん僕たちの実を食べて、糞と一緒に種を蒔いてきてね。」
ところが、鳥さん以外の動物に食べられた時には種が咀嚼によってすり潰されてしまったり、消化されてしまったりとうまく種を蒔いてもらえないことが判明する。
「やめろおおおおお!かわいい種を噛み砕くなあああ!!!!消化するなあああ!!!」
そこでとうがらしは考えた。
鳥さん以外に食べさせないようにするためにはどうしたら良いものか。
聞くところによると、鳥さんは辛さをあまり感じないらしい。
(聞くところによるとの部分が謎すぎる!なんでわかったんだ!?なんでわかったんだよとうがらし!)
※ 人間の致死量の辛さを食べさせても平気らしい。
「これだっ!これであの忌々しい哺乳類達に激辛地獄を味合わせトラウマとなってもらい、二度と食べさせるものか!かわいい種をすり潰され、消化されることはないだろう。」
とうがらしはカプサイシンという辛み成分を実に含ませる事にした。
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どうやってカプサイシンを実に含ませられたのかとか非常に気になるところは多いが、そのようにしてとうがらしは辛くなるという選択をしたようです。
普通の哺乳類は、とうがらしを入れた食べ物については、よっぽど食べない様子。
とうがらし:「人よ。なぜとうがらしを食べる?」
もうこれに関してはとうがらしの思考を完全に超越してきているのだと思う。
意味がわからないと思う。
ものすごくMな人間が、とうがらしの刺激に興奮して、そういうMの人間達から広まっていったのかな。
そんなこんなで本日、ちょっと腸内環境に自信をつけた僕は昼休みに[大辛カレーパン]なるものを購入。
「若干辛いな。」
と思いつついただきました結果、先ほどお腹をこわしました。
おしりが辛かったです。
自分の味覚と腸がうまくコミュニケーションできてないのだなぁ。
引き続き腸内善玉菌前線の強化に努めて参ります。